「議題報告:石橋勝美議員」(平成28年7月12日(火)午後1時30分)

  議 題    (1) 観光に関する調査について
 (2) 雇用環境の充実に関する調査について
 (3) 地元企業の活性化に関する調査について
 (4) フードバレーとかち推進事業に関する調査について
 (5) 農業・畜産業に関する調査について
 (6) 帯広市地域公共交通網形成計画について
 (7) とかち帯広空港の経営改革について
 【 所管事務調査 】
 【 所管事務調査 】
 【 所管事務調査 】
 【 所管事務調査 】
 【 所管事務調査 】
 【 理事者報告 】
 【 理事者報告 】


主な質疑   ○ フードバレーとかち推進事業関する調査について

 Q     先の6月定例会におきまして、フードバレーとかちの進捗状況について、「農林漁業を成長産業にする」視点から一般質問があった。

  また、5月26日にはフードバレーとかち推進協議会の本年度総会が開催されている。フードバレーとかちの事業経過、

  事業計画について市民への周知が必要、「食の価値を創出する」、「十勝の魅力を売り込む」の視点から、少し細かく内容について伺う。

  最近、街中の飲食店において、フードバレーとかちのロゴマークのタペストリーや

  ミニのぼりを掲載している店舗を多く見かけるようになった。

  また、地元スーパーの出入り口付近にのぼりを見かけ、さらに店内のパンコーナーでは、

  大手パンメーカーが全国展開している商品にロゴマークが添付されていた。

  フードバレーとかちのPRが様々な形で展開されているが、ロゴマークを使ったPRの状況、

  応援企業の登録状況について、前年までの進捗状況を伺う。


 A      平成27年度まで
  ・ロゴマーク添付商品数は、16商品増加し累計67商品。
  ・飲食メニューについては、35メニュー増加し累計370メニュー。
  ・のぼりについては141枚貸し出しを行い累計1130枚。
  ・タペストリーについては60枚貸し出しを行い累計167枚。
  ・応援企業登録数については、57社増加し、累計368社となっている。



 Q     多くの企業、事業者がフードバレーとかちに注目し、着実に広がりをみせている状況がわかったが、

  地域住民からは「フードバレーとかち」への関わり方が実感できない、わからない、との声も耳にする。

  取り組みの広がりについての現状と課題、その対応策、今年度はどのような事業を展開していくのか。


 A     (市民周知に関する状況)

  ・平成27年9月4日から6日に帯広駅周辺にて開催されたとかちマルシェにおいて、
   フードバレーとかち推進協議会のブースを設けるとともに、ロゴマーク添付商品の取扱事業者と連携し、PRを行った。

  ・消費者への十勝産小麦の普及拡大を目的とし、十勝産小麦に深い拘りを持つ事業者の思いや各店舗の取組について
   地域情報誌を用いて紹介を行った。

  ・地元スーパー、食関連イベント等、幅広くフードバレーとかちをPRするために、
   貸出用のぼりを増刷するとともに、新たなPR資材としてタペストリーを作成し、配布した。

  ・平成27年12月の1ヶ月間、「おいしいとかち うまいっしょフェアin十勝」を開催し、
   地域情報誌に生産者の顔が見える十勝産食材を使用したメニューを提供する飲食店を紹介した。参加者(生産者20名、飲食店16店舗)

  ・地域住民の更なるフードバレーとかちの理解促進を目指し、新たなパンフレットの作成を行い、
   飲食店はじめ応援企業等へ順次配布しているところ。

  (課 題)

  ・以上のように取り組んできている一方で、委員のお話にありましたように地域住民からは

   「フードバレーとかち」への関わり方や実感できないとの意見もある。今後も継続的にフードバレーとかちの周知とPRを行うことに加え、

   地域住民が日常生活の中でわかりやすく身近に感じ、理解を深める機会を提供することが必要と考える。

   そこで今年度は、従来の取り組みに加え、富士宮市・熊本県とのフードバレー交流を当地のイベントなどで実施予定。



 Q     オール十勝で事業と展開するためにも、住民の理解を深めていくことが重要、様々なツールを活用して、

  地域住民がフードバレーとかちが日常生活の中でわかりやすく、身近に感じるような周知、PRを願う。

  フードバレー交流については、後ほどもう少し具体的に伺う。

  次に、十勝の食の付加価値向上を目指した取り組みについて。

  昨年3月に包括連携協定を締結したフジッコ(株)との事業の実施状況、

  特に地域事業者との取り組み状況と今年度の事業計画について伺う。

 A     1 平成28年4月7日にフジッコ本社講堂にて包括連携協定の1周年記念講演として米沢市長が講演。
     本社、西宮支店の社員が立ち見を含め100名以上が参加。

  2 大豆ピニトールを活用した商品開発に向け、フジッコ、市、とかち財団が中心となり、地域企業を巻き込んだ取組を実施。

   ・大豆の葉・茎の効率的な収穫に関する検討(とかち財団、JA中札内フジッコ、市)
   ・これまで関係者で収穫方法の効率化(収穫機械の改良)について検討中。
   ・大豆ピニトールの抽出実証

   昨年11月に一部の原料の抽出実証を実施(40リットルを抽出)し、

   また昨年収穫し冷凍保管の原料(4〜5トン)については、GW明けに抽出作業を実施。

   ・フジッコと地域企業による新商品の共同開発をめざし、複数の事業者と意見交換を実施。



 Q     フジッコ(株)と連携した事業展開は、フードバレーとかちを具現化した取り組みである。

  十勝に対して全国レベルの企業が目を向け、今後地域の事業者との新たな展開が生まれ、

  地域経済の活性化につながるよう、しっかりと取り組むよう願う。

  十勝人チャレンジ支援事業について、これまでの3年間で採択者29名が本事業により研さんを積んでいるとのことであるが、

  昨年度の採択者の研修内容と、研修が採択者の事業にどのように生かされているのか、事業化、商品化についての事例を。

  また出資者であるアルプス技研 松井会長の感想というか事業展開についての意見はどのようなものか。

  また採択者が中学校で講演会を実施していると聞くが、その内容についてお伺いします。


 A     1 事業化の事例

  ・イタリアのピザ作りの視察研修後、本格的ピザ販売をスタートし現在は、複数店舗にて展開。
  ・パンの冷却技術の視察後、加工場設置、現在首都圏出店を予定。
  ・加工用トマト栽培の研修後、トマトジュースの加工販売を開始。
  ・ポップコーン栽培先進地を視察し、国産ポップコーン用とうもろこしの栽培と商品化・販売を展開。
  ・その他様々なネットワークが生まれ、イベントやコラボ商品等が生まれている。

  2 寄付者・松井会長との関連

  ・松井会長からは、本事業スタート時から、「単なる物見遊山ではなく、事業化に向けた課題を解決するため学び、
   視察後の行動に活かして結果を出すこと」とおっしゃっており、採択者にも繰り返しお伝えしているところ。
   また、採択者同士の交流による相乗効果が生まれることを期待しての機会提供も望まれており、
   この意向を受け、これまで4回の交流会を実施しているところ。
   さらに、採択者の思いや取り組みを次世代への波及することを期待も望まれていることから、
   これまで市内中学校において7回講演会を開催している。
  ・講演では応募に至る動機や視察内容、そして現在の取り組み状況をお話いただきながら、
   この十勝でチャレンジすることの大切さを語っており、生徒はもちろん教員の方々からも好評を得ているところ。



 Q     単なる物見雄山的な研修ではなく、事業として様々な形で次につながり、十勝の産業人の育成に大きく貢献しているものと思われる。

  今年度の公募が6月17日まで行われていたが、本年度の応募状況、採択の状況について伺う。


 A     今年度は5月27日より6月17日まで募集し、応募は8件11名が応募している状況にあり、

  先週7月5日に選考に向けたプレゼンテーションが実施されたところであり、現在選考中。



 Q     この事業は、研修の成果が産業人の育成のみならず、地域の活性化、キャリア教育にも貢献していることは素晴らしいことである。

  今後も人材のネットワークを構築し、経験を次世代につなげていく、経験を共有する取り組みを続けていくことを願う。

  次に、フードバレー交流に関する共同声明について、本年1月に富士宮市、熊本県南フードバレー推進協議会との3者で、

  共同声明の調印を行い、どのような事業を行い、今後予定している事業について伺う。


 A     本年1月に共同声明を行った富士宮市と熊本県南フードバレー推進協議会との交流については、

  かわきりとしてゴールデンウィークにばんえい競馬場で開催された「ウマチカ」において、

  それぞれの物販・飲食コーナーを設置することと準備を進め、くまモンショーも予定していたが、4月16日以降の震災影響によって、

  富士宮市は焼きそば販売など参加できたものの、熊本は一部物産販売にとどまり、くまモンの参加については実現できなかった。

  年間を通じてお互いの地域において様々なイベントは開催されることから、現在熊本県とは複数回協議・

  調整を行っており、あくまで熊本にとって無理のない範囲を前提としながら、

  富士宮市とも協議をし、息長く交流とPRの機会を設けて参りたい。



 Q     熊本地震の被害も甚大でありながらも、十勝との事業に前向きに取り組んでいただけていることに敬意を表するとともに、

  こうしたつながりを大切にして、お互いに実のある事業を展開してもらいたい。

  次に、これまでも委員会でフードバレーとかちの推進を支える、国際戦略総合特区、いわゆるフード特区が今年度をもって

  5年間の期間が終了するということであるが、フード特区は地域事業者にどのように活用されてきたのか。


 A     ・十勝・帯広では、フード特区を活用して、地域の生産体制を強化し、食の安全性と付加価値の向上に努めてきた。
   その結果、コスト削減や競争力向上につなげるための規制緩和等を提案については、特区全体の提案63件の提案のうち、
   十勝が農業用貨物自動車の車検期間延長の実証事業など37件の提案を占め、要望に沿った実現25件のうち十勝が19件となっている。

  ・税制支援の関連では、全体で13事業。そのうち十勝が、ナガイモ製品保管・出荷施設の整備や
   バイオガスプラントの整備等11事業が適用。

  ・利子補給では全体で23事業のうち、十勝が種子馬鈴薯選別貯蔵施設の新設、枝豆等の集出荷貯蔵施設整備等11事業が適用。

  ・財政支援については、残留農薬の検査体制の整備やバイオディーゼル燃料関連施設整備等が適用。

  ・以上のように、他の地域に比べ活発に制度活用され、施設整備額が平成26年度までに累計110億円を超えるなど、

   十勝の産業振興に対して着実に寄与してきたものと考える。



 Q     国際戦略総合特区は、答弁にあったように、財政・金融支援等で地域事業者の負担軽減をもたらすことで

  さらなる事業拡大を誘発するなど、まさにフードバレーとかちを支援する国の制度としての役割を果たしており、必要な制度である。

  また、国では期間の延長について検討するとの情報もある。そうした可能性がある中、

  私もフード特区は、是が非でも延長すべきものと考える。構成する団体の考え方もあるかと思うが、

  現在の検討状況、今後のスケジュールについて伺う。


 A     ・フード特区の今後の展開については、この地域の強みである食と農林漁業の可能性を活かして成長するため、
   関係機関・団体や事業者など十勝一体となった取組を進めることが今後も重要と考える。

  ・現在、北海道・札幌市・江別市・函館市・十勝と、フード特区の構成自治体において成果の検証と今後の方向性を検討中である。

  ・これまでの5年間の取組の成果をさらに発展することができる様、しっかりと協議・検討し、
   しかるべき時機において産業経済委員会へ報告してまいりたい。



意見   これまで、フードバレーとかちの進捗状況、今後の計画について質問。お話のあった様々な計画等については、

  フードバレーとかちの取り組みを市民に広く知っていただくためにも、あらためて当委員会で質問させてもらう。

  いずれにしても、十勝・帯広は元気だと、様々な場面で、声をかけていただくことが多々ある。

  オール十勝で活力ある地域を構築するためにも、攻めの事業展開、情報の先取り、地域連携を農政部、商工観光部、

  産業連携室の産業系三部でしっかりと取り組んでもらうことを申し上げ、質問を終わる。





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